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株式会社 拓和 | 拓和は「水を知ること」の価値と可能性で世界の明日を創る企業です

 

ISO戦略

拓和のISO戦略

ISOの品質管理手法を身に着け、戦略的に活用することで、会社を成長させる

当社は属人的な業務の進め方から脱却するため、早くから「システムをつくり、システムで問題解決をし、システムで成長する会社を目指す」ことを方針として打ち出しています。プロセスアプローチやマネジメントレビューという問題発見および問題解決の手法や、PDCAというツールを活用して製品やサービスの品質を継続的に改善しつつ、管理するISOの手法は、人に依存せずに会社(組織)を成長させ、存続させる手法として非常に理に適っており、当社の方針と合致しています。
そこで、当初はISO9001とISO14001の認証を取得していた新技術開発センター(TIC)で実施していた本管理手法を、生産拠点であるTICのみならず全部店所に取り入れ、定着させることを目的として、2019年度からISO9001とISO14001の認証範囲はTICのまま、適用範囲を営業部門まで拡げた経緯があります。
また、当社は主戦場である公共事業市場の他に、将来を見据え、民間市場・海外市場の開拓を緊急課題として事業計画に含めています。顧客を公共事業に特化・限定している当社は民間・海外市場では知名度ゼロであり、当社が挑む新市場で当社がビジネスを展開するためには、信用を得る要素が必要となります。その一つとして国際規格であるISOの認証を取得することは、新市場で信用を得るに適切であり、その効果が高いことも明白です。
160人規模の中小企業である当社が『品質・環境・労働安全衛生・情報セキュリティ』という社会が企業に求める4つの重要な要素のISO認証を取得していることは新市場では強力なアピールポイントとなり、これにより公共事業市場以外・日本以外での知名度が低い当社でも地球上のあらゆる地域で信頼を得ることができ、民間・世界市場での企業活動が円滑になります。
このように当社のISO導入は戦略的な理由に基づいており、ISOを活用することで生産性の向上と会社の成長を両立させることができるのです。
世界品質の品質・環境管理 - 拓和はISO認証取得

世界標準の品質管理 - ISO9001

品質マネジメントシステム(QMS)

ISO9001認証を2001年10月に取得。タクワ式に基づく徹底した品質管理は世界標準です。

拓和の品質についての考え方

拓和は、『世界に無いものを創り、世界で製品を売り、世界で勝負する』というビジョンを掲げる会社です。
このビジョンを実現し、明確になる当社の姿は、『社会情勢に左右されない会社』です。
世界で勝負できる会社は、社会情勢に左右されることなく、安定した企業活動を続けることができます。ひいては持続的に成長することができると考えています。
世界で勝負するための必要条件の1つは品質です。
当社は、すべての企業活動の質を高めるべく、品質方針を使命とします。
また、営業活動、開発・設計・製造・検査・納品、設置工事、保守点検サービスの質はもとより、当社のステイクホルダーである協力会社にも当社と同様の品質を求めます。

環境への取り組み - ISO14001

環境マネジメントシステム(EMS)

環境マネジメントシステム(EMS)についても拓和は積極的に取り組んでいます。2016年11月に、2015年改訂版のISO14001認証を取得。拓和は、「きれいな水をまもるものづくり」に徹し、美しい地球を未来に受け継いでゆくことを約束します。
いま地球上では、新興国のみならず、開発途上国でも自国を発展させたいという成長意欲が高まっています。一方で、経済活動が活性化し、水の需要は年々増加しており、限られた水資源の確保が争いの原因になっています。
資源を争い合う人びとが唯一共有できる価値観があるとすれば、そのキーワードは「環境」だと拓和は考えています。
心をひとつにして取り組むことができる共通の価値観があるとすれば、それは「環境だけは壊してはいけない、まもらなくてはいけない、未来に残さなくてはいけない」という考え方ではないでしょうか。
私たち拓和も、地球に生きる一員として、大切な資源である水をまもりたいと考えています。
「水をまもる」ことは地球上のすべての生物の生活環境を「護る」ことであるとともに、美しく保たれた未来の地球の姿を将来に「約束する(約束をまもる)」 ことでもあります。

水位計を設置することで環境保全に貢献する

近年は、自然災害の規模が毎年のように巨大化し、それらが時を置かず、場所を選ばずして発生する傾向にあります。
大規模な自然災害によって破壊された都市の復旧には、膨大な資源を必要とします。
私たちの水位計やセンサーを設置し、被害を低減することは、森林資源や鉱物資源の枯渇の進行を緩めることになります。
2015年改訂版ISO14001は、「企業の社業そのものが地球環境にどれだけ貢献しているか」を重要視しています。正にその意味で拓和の社業は環境保全ビジネスでもあります。
私たちは創業から半世紀にわたり「水を測る」という企業テーマのもと、水位計の製作・販売を社業の柱として成長してきました。
地球の命の糧とも言える水を知り、川から学び、水と親しみながら成長してきた私たちにとって、地球の未来をまもり受け継ぐことは、これまで水に成長させてもらったことに対する恩返しであり、これからも成長を続けていくために必然なことであり、そして何よりも使命であると考えています。

安全衛生活動を会社の強みに - ISO45001

労働安全衛生マネジメントシステム(OH&SMS)

当社は2021年11月にISO45001(労働安全衛生)の認証を取得しました。
当社はこれまで戦略的安全衛生活動の一環として、既に建設業労働災害防止協会の開発した『建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS:コスモス)』の認証を全国の部店所で取得した(2015年1月)経緯があります。これは国内で当社の企業活動を安定させるために必要不可欠なことでした。
2018年に労働安全衛生マネジメントシステムがISO45001として国際規格化されると、ISO戦略に基づき、国内でのみ通用するCOHSMSから世界で通用するISO45001に移行することを迷わず決断し、準備に着手しました。
今回はまず3拠点(本社・東京支店・新技術開発センター)で認証を取得しました。
来年度からは、これら以外の7拠点での認証取得を目指し準備を進めています。

安全衛生活動へのこだわり

拓和の製品は、河川や土砂災害危険箇所などの、ひとつ認識を誤ると重大な事故になりかねない現場に設置されます。
言うまでもなく、国の治水・防災事業は、国民の税金に基づく公共事業であり、公共事業への貢献を事業の柱としておよそ50年間社業を続けてきた当社は、顧客にとっての企業価値(事故や災害を起こさない安心な企業)を守るだけでなく、さらに強固なものにするため、本活動にますます注力していく必要があります。従って、現場での安全体制を重視する拓和は、安全衛生委員会をすべての拠点(本社・支店・営業所・新技術開発センター)で毎月開催しています。これは「戦略的安全衛生活動」と呼ぶ、タクワ式の考え方に基づいた方針の一環であり、「社員の幸せと会社の成長を両立させるために、会社を挙げ徹底して安全衛生活動を推進する」というものです。
安全衛生活動に真面目に取り組んで業績を落とした会社はありません。
当社は、安全衛生活動を強みとする企業になることを目指しています。160人規模の水位計メーカーが大手ゼネコン並みに安全衛生活動を徹底して実践していることを社会に発信していきます。
これも「水位計メーカーなのに、そこまでやるのか!」という拓和のこだわりです。

世界品質の品質・環境管理 - 拓和はISO認証取得

最重要課題への取り組み - ISO27001

情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)

ISO戦略の総仕上げとなるISO27001の認証を2022年5月に取得しました。
当社は、50年間にわたり水位計や土砂災害検知センサーを日本全国の河川や山間部に設置し、我が国の公共事業である防災・減災事業に資する役割を担ってきました。
これら水位計やセンサーの持つ最上位目的は、「国民の生命・財産を守ること」であり、当社に蓄積されたものづくりのノウハウや、製品の評価に利活用するために顧客の所管する現場で取得した生のデータは、国民の生命および財産の維持に直結する重要な情報資産です。
以上のことから、当社が世の中に果たす役割と、これに伴う責任はたいへんに重いものだと認識しており、それゆえ、この重責を請け負う企業として、これらの情報資産を不特定多数のサイバー攻撃や不正アクセスなどの脅威から保護し・管理することは必然であると考えております。
そしてそのためには、頑強な情報セキュリティ体制と、これを維持するしくみが確立されていることが大前提であり、これは当社の社業を存続する上での最重要課題だと位置づけております。

最重要システムを確立し、維持する

以下は、当社が戦略的に成長するために、経営者・役員およびすべての従業員が情報資産を適切に取扱い、正しく利用するために定めた情報セキュリティ基本方針です。
当社は、この基本方針に基づき、情報セキュリティ管理体制を確立し、経営者・役員及び全従業員に対する教育・訓練を実施し、情報セキュリティの知識習得及びリテラシーの向上に努め、時代や社会の要請による環境変化に適応すべく、習得した知識を常にアップデートすることで、確立したマネジメントシステムの継続的改善を実践してまいります。